昨日・今日と2日間をかけて解体工事をしました
今回の工事はクロス貼り替えとタイル貼りと照明工事なのですが
その前にチョットばかり改造を行います
その一つが玄関の拡張です
まあ、タワーマンションではよくある玄関ですね
20年くらい前までは壁に固定された家具タイプの下足入れや
凹んだ壁に埋め込んだものが主流でした
その後下足入れを浮かせてフロートタイプにして
その下に照明を仕込み足元灯としていました
足元灯・・・おしゃれですよね
でもこの足元灯
専用のスイッチにすると掃除の時しか使わないという無駄設備になります
人感センサーで天井の照明と強制的に同時点灯させないと素敵になりません
話は戻して
その後、床から天井まで壁一面の大きな扉のクローゼットタイプになり
そして写真のようなSICが主流になりました
当然、照明は人感センサー付きです
床は中までタイルです
私の中で勝手に決めている「高級」マンションの定義があります
それは「玄関が広い」という事です
外国人を意識したマンションは上がり框すらありません
その為、どこで靴を脱いでいいか分かりませんし
そもそも下足入れやSICがありません
今回リフォームをさせていただくお部屋は
上層階でそれなりのお値段だと思います
当然のように共有スペースはとても立派で無駄なくらいゆとりがあります
廊下もフカフカのカーペットです
コンシェルジュも大勢
出入りする車も高級車が多い
しかし、残念ながら室内は普通なのです
眺望は素晴らしいのですが
せっかくの億ションも中身は地方の数千万マンションと変わりません
そこで、億ションにふさわしい内装にしよう!
というコンセプト(←カッコいい)の元で
プロジェクト(←カッコいい)を立ち上げました
という事でSICを壊してみました
あら、床のタイルがバサモルで貼られている!
(バサモルとは少なめの水と少なめのセメントを混ぜた砂の事で、
強度がなくバサバサしていることからそう呼んでいます)
触ったそばから崩れていく 大変だ
上は上で配線がいっぱい
事前に分かっていた事とはいえ提案しなければよかったと・・・
さて、どう納めていこうかな?